今日は古いけれど魅惑の旧車 メルセデスのお話

 お客様の紹介で古いメルセデスを引き取りに行きました。(写真がその車です)

 大阪某所の古くからある問屋街の一角の屋内倉庫に、
ボディカバーをかぶってそのメルセデスは置いてありました。

 おそるおそるカバーを上げてみるとびっくり!
なんと新車のような輝きのW123がありました。

 1980年式、法人1オーナー、ディーラー車、右ハンドル、走行39000km!

ボディの艶も十分メッキの錆びも無く聞いてみると、
乗らなくても社長の指示で月一回はワックスをかけていたそうです。

 お客様の送迎と社長の所用にしか使われなかったと言うことで、内装もこれまた極上!

 さっそくキーを貰い、セルを回すと短めのクランキングで簡単にエンジンに火が入りました。

 当時のOHC2300ccエンジンの野太いサウンドを聞きながら
A/TのセレクターをDに入れて、ごった返す大阪の町に出ました。

 「ヤナセでこれでもかと整備してきました」と言われていた通り、
エンジンマウントもしっかりしており、ステアリングギアボックスも遊びは最小限で、
手を入れるとメルセデスはいつまででも乗れるという
語り尽くされたフレーズを思い出しました。

 高速に乗ると、まだダンピングの十分に効いた足回りは、
現代のベンツに比べると格段にソフトな設定で、
例えるなら、フランス車それもルノーっぽい感覚で道路の凹凸をいなして行きます。

 それにフロアに伝わる微振動の少ない事!
シャーシーの頑丈さは現代のベンツより一枚上手のようです。

 総じて、100km以下で走るなら、現在でも静かで、楽な車に属します。

 クーラーが効かないのと(何とZFのコンプレッサー!)、ラジオが鳴らないのを直して、
細かい点を整備すれば、これは宝物となります。